現状の問題や問題が潜んでいる可能性を整理し仮説をいくつか立てる。過去の慣例に捉われず、ECRS(イクルス)の観点で検討する。
アイデアをベースに仮説を立ててみる
現状把握でコスト構造や取引先への支払い額が明らかになってきた。ここで優先順位を付けいくつか仮説を立ててみると良い。
例えば、これまで長年A社に外注していた部品を仮にB社に外注してみたらどうか?とか、部品①と部品③はそれぞれA社とB社の取引先に外注しているが、まとめてC社に外注したらボリュームディスカウントしてくれないだろうか。
自社内のコストの内、保守費が占める割合が大きい。直近、売れ行きが落ちている商品Aの専用機械の保守費が高いので、この機会を除却し、商品Aの製造は外注に頼ってみる。
商品Bの製造コストが全体の占める割合が大きい。金属部品が多く使われているが、最新の安価な強化樹脂に代替えは出来ないだろうか。。。
工場Aで製造している商品①は実は専用機械を移設すれば、工場Bでも製造出来るのではないだろうか、卸先に近い工場Bの方がより物流コストも下げられるのではないか?
等、仮設をいくつか立ててみる。
コスト削減アイデア出しの具体的アプローチ
アプローチの仕方としてはECRS(イクルス)の原則を活用すると良い。
E:排除(Eliminate)
C:統合(Combine)
R:交換(Rearrange)
S:簡素化(Simplify)
上記、観点で改善を検証してみる事である。面白いもので私が過去にやってきたコスト削減策も大抵この4つのどれかに当てはまるのが分かる。

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