Chapter3:コスト構造の見える化(コスト削減、アプローチその1)

自分達が作っているものにコストがいくらかかっているのか?を掌握する。

   
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コスト構造の把握

自社の会計sysがどのようなものなのか?によるが、勘定科目別、製品別、直接費/間接費、、、等、色々な切り口で原価を分別し、それぞれの切り口でグラフを活用し何に対する費用の割合が高いのか?把握しておこう。

例えば、製品別では製品コスト全体の7割が製品Aで残りの2割が製品B、、、、とか、勘定科目別では第一位に人件費、第二位に外注費、、、等、それぞれの切り口で順位をグラフで表すと良いだろう。

コスト構造を掌握する理由

コスト削減を検討する際、当然ながら現在かかっているコストの内、割合の大きいところを改善するのがより効果が高いからだ。

分母の小さいところでコスト削減をするのが無駄とは言わないが、わざわざ分母の小さいところを優先んしてコスト削減をするよりも大きいところを優先してやった方が効率が良いだろう。

慌てて、改善案を考え始めるよりも、より効果の高い箇所に狙いを定めて改善に着手する事が最大の理由である。

   

また、コスト構造を分析する上で、過去数年の推移も見ておきたいポイントだ。5年前迄はそこまで割合は大きくなかったが、ここ1~2年で徐々に増えてきたコスト。

このような変化の傾向を見える化する事で、今は割合としては2位、3位だが、数年先には1位になりそうなコスト等があるかもしれないからだ。レポートをする際に現時点の状況も大事ではあるが、推移も見えるように工夫すると良い。

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この記事を書いた人

はじめまして。アカサティナです。今はサラリーマンです。定年まで続けたいとは思っていません。色々第二の人生を考えてます。最近ブログを始めました。70年代生まれ、昭和の人です。ブログはWordPress、テーマは「Swell」を使ってます。

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