遡る事2017年10月の「経済財政諮問会議」で2018年の春闘、「3%の賃上げを実現するよう期待する」と政府として本格的に賃上げを求める姿勢を鮮明にしたのは記憶に新しい。
「賃上げ」イコール「嬉しい」は危険な発想
賃上げになる事は大変喜ばしく思う方もいらっしゃる事だろう。確かに、周りでベースアップしている企業もあれば、していない企業もあるわけなのでベースアップするのは嬉しい事ではあるのだが、、、、
実態として、賃上げになっても物価指数の方がより上昇すれば、賃金は実質マイナスと同じであるというのは経済の常識である。
総務省HPより抜粋:消費者物価指数推移URL↓
また、賃上げと共に物価指数が上がると、今後何を意識しなければならないだろうか?「節約?」いえ、私は「資産運用」だと思っています。
仮に日銀が目標としている物価指数2%上昇が毎年実現すると、5年後で約10%、10年後で約20%、現金の価値が目減りするのです。
その理由は、銀行に預けている預貯金の額は10年預けても金利が低いのでほぼ変わりませんが、物価が上昇すれば相対的にその預金の価値が下がるからです。
仮に今まで3000万円で購入出来た新築マンションがあったとします。ですが、仮に10年後、物価が20%上昇すれば、3600万円出さないとマンションが購入出来なくなるわけです。
少々乱暴な計算かもしれませんが、銀行口座に10年間預けておくだけで600万円の損失を出す可能性があるわけです。(逆にローンを組んでいる人にとっては返済が楽になるかもしれません)
資産運用は何がオススメ?
今まで、銀行口座に預けていた人がいきなり資産運用をしようと言われても、なかなか簡単には動けないと思います。資産運用=リスクがあるわけですし。。。
ですが、何度も言うようですが、預けておくのもリスクです。日銀の目論見通りに物価指数が上昇し続ければ価値が目減りする事になるからです。
個人的には国債又は株式投資が良いと思っています。どちらかと言うと株式投資が良いと思っています。
国債についても昔は安心安全なイメージがありましたが、最近は先進国各国で紙幣を刷りまくっています。通貨自体の信用も危ぶまれる時代になってきたからです。
そこで物価上昇にも強い株式投資です。私は全財産の内、株式投資と国債、現金、外貨、いくつかに資産を分散してリスクをヘッジしております。
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