Appleが自社製CPU搭載Macを発売!
15年ぶりの自社製チップ、その名もApple M1チップ。CPU性能は現行機比較で最大3倍高速、グラフィックは最大6倍高速が売り。機械学習は最大15倍高速に。。。
本体価格は72,800円(税別)~とAppleブランドでありながら高性能化&ロープライス化を実現したところに大きな拍手を送りたいです。
今回のロープライス設定はAppleの戦略か!?
個人的な感想ですが、今回の新機種には相当コストがかかっていると思うのです。それは部品代や新型チップの製造費というよりか、R&Dつまり研究開発費です。自社製チップ製造実績はありますが、それはもう15年も前の話し。この業界で15年はひと昔やふた昔では済まない位の年月です。ですから、研究開発には相当なコストがかかっているハズです。
それだけに今回の価格設定では元が取れないのではないかと個人的には推察しました。ですが、考えてみたら世の中の潮流はサブスクリプションへのシフト。つまりハードが売れなきゃソフトは売れない。という考えで行くと、ハード(鶏や牛)で儲けるのではなく、ソフト(卵や牛乳)で儲けるという発想だと思うのです。
加熱式たばこもそうですよね。IQOSやGLOはハードで儲けているような感じはしませんよね。Amazonの格安Pad、「KindleFire」なんかもそうですね。つまり、個人的な予想ですが、Appleはもう高いマシンを売って儲ける発想は捨てて、サブスクで稼ぐという戦略に大きくシフトしたのだと思うのです。それだけ魅力的なコンテンツを提供出来る下準備もあるのでしょう。きっと。でなきゃこの価格設定は出来ません。ある意味逆の意味で強気のプライス設定です。
私はつい3~4カ月前に2020年モデルのMACMINIを購入しようか迷っていたのですが、自社製チップの情報が入ったので今回は様子見しょうと保留にしていました。
M1チップ搭載Macmini、3つの弱点
死角というか、弱点は3つあると思っています。
1つ目は、まだ未確認ではあるのですが、恐らく、恐らくですよ、Windowsは導入不可ではないかと思うのです。いやいや、BootCampで行けるのでしょうか?んー、今回ばかりは難しいような気がしてなりません。心臓部がインテルではないわけですからねー。(間違っていたらすぐに訂正いたします)
2つ目は、M1チップ初期型なんで色々と不具合が出てしまうかもしれません。ですが、それは皆温かい目で応援してあげたいですね。頑張って自社製チップを仕上げてこの価格で出してきたんですからね。これが倍の値段だったらブーブー文句が出そうなもんですが、この価格なわけですから、クレームとか苦情ではなく、こういう事象が起きたよー。Appleさん大丈夫かーい。みたいなそういう風潮に期待したいですね。
3つ目は、シビアな話しをしますが、まだ実績が不十分なので用途にもよるかもしれませんが、サーバーとして使用するには信頼性という意味ではWindowsに軍配が上がるでしょう。これは仕方ない。Appleの戦略でこのシリーズをどう育てていきたいのか?によっては不毛な議論かもしれません。例えば、完全にコンシューマーをターゲットにエンターテイメント性を全面に売り出すのであれば、サーバーとしての機能や信頼性を求めるのはおかしな話しでからね。。。
いずれにしても、これからが楽しみになりましたね。ワクワクします。
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