男たちの挽歌(1986年公開)レビュー
後に「香港ノワール」という新たなジャンルを確立した香港映画の名作中の名作。(ノワールとはフランス語で黒とか暗いを表す言葉)
今見ると、少し古臭さを感じますが、とても良い作品です。チョウ・ユンファ演じるマークがとにかくカッコいい。アクションシーンに関してはやはり「風林閣」へたった1人で乗り込むシーンが印象的でもあり衝撃的でした。
また、エンディングの舞台となった、波止場の銃撃シーンや爆破シーンは見応え充分です。
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マークが使用していた「ベレッタM92f」はこの映画で一躍有名になりましたね。
感想
この映画のメッセージは何だったのだろう。。。ジョンウー監督は何を伝えたかったのだろう。。。
今でも時々、考えたりします。個人的にはジャッキーチェンとは正反対な派手なアクションをシリアスに描いたエンターテイメントでありなが、「男と男の友情」という一つのキーワードをテーマとした映画だったのではないだろうか、、、。
とは言え、黒社会というネガティブな世界をテーマにしてます。主人公は黒社会の人間です。オープニングシーンでは偽札に火を付けてそれでタバコを吸ってます。美談でハッピーエンドという終わり方にはし難いキャストであり、設定ですよね。でも実際には黒社会の中ではありながらも、人として、男としてカッコいいキャラだったのです。だからフォロワーがメチャクチャ多かった。
この映画は何年かに一度観たくなります。見る時の自分の心境でまた違った印象を受けます。男の友情って何だろう。俗世間に塗れてしまい、忘れかけたそんな大切な事を思い出させてくれる名作です。
男たちの挽歌は現在無料ではありません。レンタルか購入での視聴となりますのでご注意下さい。
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