今後、企業は高年齢者層のモチベーションを向上させる事が重要になる!
若年者層を獲得する事に力を入れている企業が多く見受けられますが、残念ながら現在人口の高齢化に伴い、若年層の労働人口が少なっています。
これにより、就活市場は過去にない程の売り手市場となり、有能な人材は大手や優良企業に取られてしまっているのが現実です。以下、総務省による年齢層別の年単位の推移です。
“以下、総務省より引用
総務省から引用”
何故、高年齢者層のモチベーションを向上させる事が重要なのか?
その答えは簡単です。これからの企業というか日本は労働人口の高齢化がどんどん進みます。
必然的に企業内の従業員の平均年齢水準も高くなるのです。これは避けたくてもなかなか避けられません。
つまり、企業を運営する従業員の大半が中堅、ベテランとなるのです。当たり前ですが
企業の中核を担う働き手層(高年齢層)の士気が企業の業績を左右する事になるのです。
例えば、年功序列の廃止を謳い、若手が活躍出来る優良企業なイメージを若者に
向けて、アピールする企業を見ますが、そういう方法で若手を集めるのも一つの手段ではありますが
これとは引き替えに高年齢層のモチベーションが低下するデメリットがあります。
こうして若年層を獲得し、若手リーダーを育成しスピード昇格させる企業は危険です。企業を支える高齢者層のモチベーションが下がるのは避けられないでしょう。
私が知る中小企業数社でもこの現象が起きており、実際有能な中堅、ベテランがやる気をなくしてどんどん退職されていくのをみました。残念ながらこの企業近い将来成長が止まり衰退する事でしょう。
結論
これからの時代は年功序列が間違いとは限らない。と断言しましょう。
そして、若手を獲得する事に焦り、若手を昇格させ有能なベテラン勢のモチベーションを下げる事はじわりじわりとボディーブローのように企業を痛め付ける事になるでしょう。
逆説的になりますが、厳しい時代環境を乗り越えてきた40代、50台の中堅、ベテラン勢を大切にしている企業は、その知恵と経験、屈強な精神力に支えられ今後の競争環境で勝ち残るのです。
中長期で考えると、これからの時代は実は中堅、ベテラン層を大切にする考えが、とても重要なのです。
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