カリスマブロガーや有名起業家
最近、カリスマブロガーや有名起業家が、サラリーマンをディスって支持者を集めているような場面を見かける事が多い。僕は今の若者達に忠告をしておきたい。彼等が言うほど決してサラリーマンは悪くはないゾッ!と。
いつの時代にもその時代背景に潜む不平や不満に対し、物を申すライターやロックバンドもいれば、弱者に協調し寄り添うタイプのフォークソングなんかもある。彼らは大多数の庶民から絶大な支持を集めるのだが、現代のソレは姿・形を変え、一部のカリスマブロガーや有名企業家が正にソレにあたるようだ。
景気が良くない時、心の底では「安定」「安全」「安心」を欲求するものだ。だが、これらを得られないとか、不安や不満があるからと言って、彼らの心地良い響きのフレーズや力強いメッセージに心酔し、引き込まれてはいけない。右も左も分からない若者が起業したい!という心意気や冒険心は買うが、先ずは一般の企業で一定期間の社会勉強と経験を積んでからでも決して遅くはない。副業が認められる企業も増えるだろうし、安定収入を得ながら自己投資し、起業する前の準備が出来るのは大きなメリットではないだろうか。そして、これだけの売り手市場なのだから、昔と違い、自分がやりたい事、やりたい分野に進みやすい環境ではないだろうか。
起業までの準備ってどのくらい?
どのくらいの規模の起業か?どのくらいの売り上げで成功とするのか?にもよるが、会社の中で新しい事業が立ち上げられる位のパワーと力量を持たずして起業で成功を収めるのは容易ではないだろう。企業に所属して企業の中で起業してみてください。これをクリアして営業利益を出せたら一人前です。そして、起業するのであれば、これに加え競合他社に負けないアイデアや人脈、規模にもよりますが資金又は信用も必要となってきます。これらの準備をこの社会人時代になるべく築いておくと良いのではないでしょうか。
さいごに
こんな偉そうな事を書いておきながら僕自身は起業した事はありませんw。ただ、知人や同僚が独立して痛い目にあっていたり、僕自身が発注していた、割と規模の小さい取引会社なんかの厳しい現実を目の当たりにしてきたから言うのです。世の中の不安や不満を煽り、夢商法を得意とするカリスマ君達とは真逆な事を書いてしまったが、こんな現実的な考え方も「議論としてはアリ」ではないだろうか?サラリーマン辞めようか?なんとなく起業したいな?と悩んでいる若者がいたら、是非この記事を読んで、冷静に考えていただきたい。
サラリーマンのみんな!言われっぱなしでみんなムカつかないの?
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